遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

平井IT相の暴言/大臣も議員もやめて心行くまでワニ動画でも見てれば

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海洋堂のワニ(メガネカイマン)のフィギュア

平井卓也デジタル改革相が、内閣官房IT総合戦略室の会議で数々の問題発言をしていたと各メディアが一斉に報じた。

東京オリンピック(五輪)・パラリンピック向けに国が開発したアプリ(オリパラアプリ)の事業費削減をめぐり、会議で総合戦略室幹部らに請負先の企業を「脅しておいた方がよい」「徹底的に干す」などと、指示していたことがわかった。

digital.asahi.com

NECには(五輪後も)死んでも発注しない」「ぐちぐち言ったら完全に干す」「どこか象徴的に干すところをつくらないとなめられる」などと発言。NEC会長の名をあげ、「脅しておいて」と幹部に求めていたという。

平井は、国会審議中に自分が持ち込んだタブレットでワニの捕食動画を見ていたという莫迦で、それが認められてIT担当相になったのかと思われる。

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国会審議中にワニ動画を見ている平井卓也

ツイッター平井大臣の「略歴」をまとめてくれているお方がいたのでここに紹介する。(ワニ動画もランクインしていた!)

さよなら昨日の私 @SaYoNaRaKiNo
【平井の略歴】
福島瑞穂に「黙れババア」と暴言を吐く
検察庁法改正案の審議中、ワニ動画を5分間見続ける
③その後居眠り
④ワニ動画見てるを新聞写真を掲載される
⑤「1、2秒だけ画面に映っただけだ」と嘘
⑥証拠を出され謝罪
⑦なぜかデジタル大臣に出世

今回の会議での暴言は、いままでの恥ずかしくてショボい略歴に箔がついた実に立派で消すことのできない「経歴」になった。

平井は、四国新聞西日本放送の社主の名家に生まれたそうだが、事業では役に立たないので政治家にでもなったのだろうか。ちなみにこの男、いまや中抜き企業の筆頭に君臨する電通の元職員なんだそうで、下請けや委託先への恫喝は電通で身に着けたのだろうか。

そして何よりの残念なのが、あの小川淳也がこの男と同じ選挙区で苦杯をなめているということなのだ(小川は比例で復活当選している)。

小川君が総理になれないのもこの男のせいだったのかw、まことに嘆かわしい。

いずれにせよ平井はお役御免で、大臣は辞めさせるべきだ。大臣の暴言が表ざたになったのが内部リークだったとしたら、「中の人」がもっとも大臣を辞めさせたがっているのだと推察できる。なんともアナログで愉快なエピソードである。