遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

コネクティングルームにいる2匹のモグラを叩く!

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PCR検査が先か、ワクチン接種が先か」、それが大問題だが感染者はどんどん増えていく日本列島。

少なくとも1年の猶予期間があったにもかかわらず、政府は何も手を付けていない。政府という名のペテン師たちが、コロナ対策というペテン政策に金を流し続けているだけなのだ。それが証拠に大阪や東京で変異株が猛威を振るい、間もなく3回目の緊急事態宣言が発令されるという体たらくだ。

この1年で我々一般庶民には、10万円と粗悪なガーゼで作られたアベノマスクだけというお粗末さ。それが美しい国日本ができるせいいっぱいのことのようなのだ。

後付けと認めつつ言ってみると、もし1年前にロックダウンをして、必要十分な休業補償を施していれば、今ごろ台湾やニュージーランドのように普通の生活を送れて、消費や外食や旅行が急増して経済も右肩上がりになり、吐き出した税金も順調に元をとり返せる軌道に乗っていたというのに頓馬なことだ。

安倍(アベノマスクを棄てて敵前逃亡したペテン師)、麻生(金の使い方も頭脳の使い方も知らない財務相)、官房長官から無理やり首相に担がれた無能)、二階(集票集金システムGoToの下手人)の4人の責任は後世に語り継がなければならないだろう。

そして、国民生活を顧みない官僚の無能で能天気な執務態度も歴史から消滅させてはならないだろう。
アエラによると、あのコネッティングルーム出張をしていた二人(和泉と大坪)がまだ政権中枢にはびこっていることを伝えている。

news.yahoo.co.jp

《政府は4月からワクチン開発・生産体制強化のタスクフォースを立ち上げた。内閣府厚生労働省文部科学省経済産業省の関係者で構成された組織だ。省庁横断的な議論を行い、ワクチン開発に向け迅速に動いていく構えだが、疑念の声もあがる。

「あの二人がまたいるのが気になる」

 こう語るのはある関係者だ。「あの二人」とは和泉洋人首相補佐官と大坪寛子厚労省大臣官房審議官。二人は昨年2月、公務での海外出張で二つの部屋がつながったコネクティングルームに宿泊していたことなどがわかり、「行政の私物化」と大バッシングを受けた人物だ。タスクフォースの議長は和泉氏が務め、メンバーに大坪氏も名を連ねる。
関係者の間では、二人の実務能力にも不安の声があがっている。その背景にあるのは、日本医療研究開発機構(AMED)での実績だ。AMEDは、省庁の壁を越えて医療分野の基礎から臨床までの研究開発を支援するために15年に作られた組織。しかし、和泉、大坪両氏が運営にかかわることで、その理念は失われたという。》

単に無能ならまだしも、この和泉と大坪の二人にいたっては国民の敵ではないだろうか。これは、第二次世界大戦で無能な東条英機内閣を陰で操っていた、内閣以上に頓馬な参謀本部のような構造だ。頓馬が無能を操ることができるという構造は、大戦以来の悲劇的な状況なのだ。

ただ戦前と違うことは、国民が探れば正しい情報に行きつくところだ。

このアエラのごく一面的で小さな記事は、ただ客観的に書いていて踏み込みが足りないかもしれないが、深く情報処理するべきは国民とその代表となれる政治家や知識人だろう。

モグラたたきのモグラのようにあちこちで顔を出す不正や無策で手が回らないのが現実かもしれないが、ハンマーとそれを扱う腕が増えてきているような気もする。昨今のYouTubeやネット動画に登場する正義の番組などを見ていてそう感じる。

ここまで堕ちないとそういう動きにならないのかと思うと残念だが、もともと清く正しい国民性の国なので、日本に希望を捨てないつもりなのであった。