画家の安野光雅さんがお亡くなりになった、謹んでご冥福をお祈りいたします。
小学生低学年の頃、当時の日本教育テレビ(NET=Nippon Educational Television・現テレビ朝日)だったかで、小学生向けの図画工作の夏休み番組みたいなのに出てくるおじさんが安野さんだった。そのおじさんは、喋りは下手だし花はないし、子ども心にも楽しい番組ではなかったのだが、顔を覚えていたので、十数年後にそのおじさんが安野光雅という素晴らしい画家だと知ったのだった。
70年代後半、私の職場に「アサヒグラフ」があって、その中で安野さんが描いたヨーロッパの風景画が毎号連載されていた。
職場にアサヒグラフの新しい号が届いて前の号がお役御免で廃棄処分になると、それをもらっていた。1年くらいはもらっていたかもしれない。
安野さんの絵を欲しくて、真似たくて、描かれたヨーロッパに行ってみたくて、20代前半だった私は安野さんの絵に憧れていた。
時は流れ、15年くらい前はじめての津和野で「安野光雅美術館」にも行った。
子どものころから、もう60年も安野さんにお世話になっているのだった。ありがとうございました。 合掌
↓1995年ころのストラスブールでの安野画伯