フジテレビの解説委員が、日本学術会議を「卒業」したら日本学士院の会員になって生涯にわたって年金を年250万円もらえると嘘八百発言をしたことで、フジテレビは間違いだったことを認め謝罪したという。
フジテレビのワイドショーだから、すべてに眉に唾して見たほうがいいとはいえ、この平井文夫という解説委員は過去にもでたらめな理由で裁量労働制（定額働かせ放題制度）を擁護した過去があるそうで、早くお払い箱にしてもいい人物だろう。テレビに出すな！
ところで、日本学術会議の6人を任命しなかった件で、はからずも立ち上がり早々菅内閣は国民に多くの反発を招いてしまった。
6日には、国会では2回目の「学術会議推薦者外し問題 野党合同ヒアリング」が開催され、多くの野党議員が詰めかけた。内閣法制局の担当者は、「法的には、こりゃどうにも逃げられないなあ」という感じで野党や「排除」された当事者の岡田教授に対峙していたのが印象的だった。
それにしても菅内閣は、安倍莫迦政権より1ミリくらいましかと思っていたが、まるでヒトラーやスターリンのようにひどい政権だと分かってきた。
どなたかがツイッターで発足まもない菅政権の強権政治について書いておられた。
・福島、「原子力災害伝承館」で語り部に口封じ。
・中曽根葬儀に予備費約9643万円の支出を閣議決定
・「消費税減税はしない」と閣議決定
・杉田水脈「ウソ」発言には無対応
・日本学術会議に政治介入
・マスコミ・オフレコパンケーキ懇親会
これらに加えて
・官邸の記者会見の密室化（質問制限など）も上げられよう。
さらに、竹中平蔵に「年金と生活保護をやめてベーシックインカム月7万円」という悪魔のような囁きをさせていて
・年金と生活保護の制度廃止の検討を考えているようだ。
また、
・デジタル庁によるマイナンバーカードの保有の義務化による個人資産の可視化の検討
・自助による医療費個人負担の再考と国保廃止に向けての検討
なども考えていそうだ。
ということで、日本学術会議問題でゼネストするくらいの国民的大闘争を繰り広げないと、高度資本主義的発達を遂げた国としては初めての独裁国家になってしまう。
繰り返すが、菅政権のねらいは、自助の社会＝年金も国保もなくして重税社会で、学問の自由も言論の自由もない独裁政治による警察国家の建設なのだ。
勤勉な納税者ならびに有権者の皆さまにおかれましては、そろそろお気づきになられたほうが良いかと存じますがいかがでしょうか。
