遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

図書館本に感謝の日々

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上の書籍の持ち主さんの悲劇的なツイートが下のもの。

むらさき @ukifune0343
信じられない話ですが、本棚整理のために出しておいたら、全て処分されました

世の中には、読書あるいは資料として必要だから、本を沢山所蔵している人もいれば、並べるのが好きな本の収集家や蒐集家がいる。海外ドラマなどで見かける威厳をたたえた書斎に並んでいる革表紙の本は、ほとんど高価な蒐集品だと思われる。書斎の装飾品だ。

冒頭の画像の書籍は、趣味と仕事関係の本とお見受けした。いい書棚だ。

私はボケ防止のために、本を読んで読書メーターでブックレビューを書いているのだが、実に多くの読書好きがいろんな本を読んで感想を書いている。

私のお気に入りとしている30人ほどの読書好きの人たちは、驚くべき読書量で(速読スキルを持っている人が何人かいるようだ)実に様々な本を読んでいて驚く。

そしてそのわずか30人の読了した本がほとんど重複していないことが、奇跡のようでいつも感心してしまう。どこでそんな本を探してきて読もうと思ったのかを知りたいと思うのだが、残念ながらブックレビューにはそういうことは書いてない。

私は、定年退職後は書籍を購入することはなくなって図書館でお世話になっている。
ネットで地元図書館の資料を検索できるようになって、読もうと思った本がほとんどすべて所蔵されていることに驚きを覚える。これも奇跡的である。

これは、地元の図書司書たちのお仕事なんだろうが、素晴らしい蔵書の豊富さに税金を払っていた甲斐があったと思っている。感謝。

一方で、私は定年後にAmazonでバーチャルな「古本屋」を立ち上げて、要らなくなった本を売った。このことはまた別記事にしようと思うが、私が要らなくても必要としてくださる方が少なからずいて、お買い上げいただいた。私の古本を全国津々浦々の老若男女に謹んで発送させていただいた。

リーマンショック以降、本は売れなくなったそうだが、図書館だけは予算を豊富に持っていて充実した書棚を維持してほしいと願っている今日この頃なのである。

大阪府は維新の知事が知事だけに相当ヤバいのだが、図書司書の良心に縋りたい。