大坂なおみが全米オープンテニス女子シングルスで優勝!2度目の偉業だ。アッパレ!おめでとう!
今大会の大坂なおみは、黒人差別への抗議を込めて、不慮の死を遂げた被害者の名前が書かれている黒マスクで入場していて、7名の被害者の名前が入った黒マスクを毎試合違うものを着用していた。
全米のひとつ前の大会で、ウィスコンシンで起こった警官による黒人男性銃撃事件に抗議して、「私はアスリートである前に、一人の黒人の女性です。黒人女性として、私のテニスを見てもらうよりも、今は注目しなければいけない大切な問題があると感じています。」とツイートして、彼女は直後の大会準決勝を棄権することを表明していた。(実際は、主催者側の配慮などがあって、決勝まで進出していた。)
女子テニス界のトップだからこその、大坂なおみによる人種差別への抗議メッセージだった。
彼女にとって米国で「ひとりの黒人女性」として全米オープンを勝利することは、さらに大きなメッセージだった。私たちは、日本でそのメッセージを重く受け止めたいとともに、全米オープンテニスを2度も制覇する日本選手(国籍は日本)が現れたことに対しても大きな拍手を送りたい。
素晴らしい。ケガなく長くいい選手でい続けてほしい。