遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

音楽ドキュメンタリー 「世界の桧舞台で弾く ~天才ヴァイオリニスト 五嶋みどりの世界~」

  f:id:toship-asobi:20200630234730j:plain

きょう、YouTubeベルリンフィルと共演した五嶋みどりと偶然の再会。

NHKで昔見たドキュメンタリー映像で、それは1995年のことだったときょうのYouTubeで判明した。

1971年生まれの五嶋みどりが24歳くらいの時にベルリンフィルと共演した際のドキュメンタリーということになる。
彼女の来し方と、当時の生活の様子、ベルリンフィルと指揮者の今は亡きクラウディオ・アバドとのリハーサルの様子がドキュメンタリーの前半。

後半は、ベルリンフィルの専用コンサートホールでのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の演奏の一部始終が収められている。

あのドキュメンタリーから、25年が経つ。現在、五嶋みどりが49歳、私が66歳。早すぎる時の移ろいに言葉もない。

www.youtube.com


この演奏会は、同時録音されてCD(冒頭の画像)にもなっている。のちに私はこのCDを購入した。

チャイコフスキーが作曲したバイオリン協奏曲はこれ1曲のみで、「チャイコン」と呼ばれてクラシックファンに親しまれている。
チャイコフスキーらしいメロディアスなこの美しいコンチェルトは、この五嶋みどりベルリンフィルのドキュメンタリーを見て好きになった。

それ以上の説明は不要だが、彼女の演奏が終わって鳴りやまないベルリンのホールの拍手が、25年後の今も私の脳内で響いてる。