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藤井聡太七段は王位戦の挑戦者になり、棋聖戦とダブルタイトルマッチになりました

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将棋の藤井聡太七段が、王位戦のタイトル挑戦者になりました。

昨日行われた王位戦の挑戦者決定対局で、藤井七段は永瀬二冠(叡王・王座)に勝利し、7月1日から始まる王位戦のタイトル戦に挑戦することになりました。

王位戦は、一局を2日に分けて行う七番勝負(先に四勝で勝利)の大一番です。

藤井君が勝つかどうかということよりも、「7番勝負で藤井から4番も勝てるか?」ということが大きな問題で、生涯勝率8割を超える藤井から4戦を勝利するのはいまの現役棋士においては非常に難しくて至難の業だと言えます。

対戦相手は、ちょうど昨日47歳の誕生日を迎えた木村一基王位で、昨年最年長で初タイトル獲得という新記録を作ったご仁。木村は徹底的に防御する「受け将棋」で、卓球でいうと「カットマン」のような棋風。藤井の攻撃をどのように受けまくるのか、今から楽しみです。

タイトル戦は、7月1日・2日の初戦が主催者の中日新聞のお膝元である愛知県豊橋市で対局され、その後約2か月間をかけて全国を巡回する予定。

主催の新聞社は、「三社連合」中日新聞東京新聞)、北海道新聞西日本新聞と、後に加わった神戸新聞徳島新聞の5社。どの新聞もいまどき珍しく政権にはっきりモノ言う新聞社です。いい王位戦になりそうだ、素晴らしい。

藤井七段の局後のインタビューでは、必ずと言っていいほど藤井の地元である中日新聞の記者が質問をするのだが、いよいよ自社主催のタイトル戦に藤井七段が挑戦者となり、喜びもひとしおだろう。おめでたいことです。

ということで、藤井君は棋聖戦(対渡辺3冠)と王位戦のダブルタイトルマッチが始まります。この夏は大変なスケジュールとなっているので、体調に気を配って暑くて大変な夏を乗り切ってもらいたいものです。

ダブルでタイトルを取ると、史上最年少八段に昇段することになります。ガンバレ!アッパレ!

 

news.yahoo.co.jp

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