遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

藤井聡太七段は6月4日に永瀬2冠と棋聖戦挑戦者決定局を戦います

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きょうはほぼ2か月ぶりの藤井聡太七段の将棋対局でした。もうずいぶん長い間、生の藤井君を見てないなあと思っていたのですが、まだ2か月も経っていないのでした。

好きな人の帰りを待つ人の心がわかったような気がしました。

で、本日は「棋聖戦」というタイトルの、挑戦者決定トーナメントの準決勝。注目の重要な一戦でした。

結果を言いますと、111手で見事勝利して、明後日の挑戦者決定戦に駒を進めました。

対局相手は昨春まで3期名人に君臨していた佐藤天彦九段(画像右の棋士)でしたが、藤井七段は終始落ち着いてリードを守り、危なげなく勝利しました。

新型コロナの関係で、対局日程は実にタイトになっていて、明日一日置いて、本日と同じく東京で挑戦者決定戦が行われますので、藤井七段は明日も東京に滞在して翌日の対局に備えるはずです。

「史上最年少のタイトル挑戦者」になれるかどうかの大事な対局の相手は、永瀬2冠(叡王・王座)で、強烈に強い相手です。年齢は藤井君より10歳年長の27歳です。

二人の公式戦での対局は初めてで、それもすごく楽しみな要素です。

棋聖戦タイトル挑戦マッチのラスボスというべき永瀬2冠とどのような対局になるのか、現在の藤井七段の強さのバロメータにもなる一局となるでしょう。

私が「どうなるか?勝ってほしい」という応援ブログ記事を書くと、その対象者・チームは負けてしまうジンクスがあるのですが、そのジンクスも払しょくしてほしいと思っています。

ということで、明後日は私にとっても将棋界にとっても大一番の対局日になります。

ガンバレ藤井聡太七段、祈・勝利!