遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

藤井聡太七段が3年連続勝率8割以上という新記録を樹立しました

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将棋の藤井聡太七段(17)は、きょうの王位戦リーグに勝利し、今年度の勝率8割以上を確実なものとしました。

これで3年連続勝率8割以上という新記録を樹立しました。これまでの記録は、中原誠羽生善治の2年連続8割以上でした。

きょうの王位リーグの稲葉陽八段(31)との一局は、藤井七段は中盤以降苦戦していましたが相手の緩手もあり何とか勝てました。

観戦していた私は、画面に映し出されるAIの藤井の勝率が20%を切った頃から、勝負が覆ることはないと思って見ていました。

勝利の兆しが見えてからの着手は、AIが示した通りの着手で指すことができ、一手間違えれば形勢は逆転するという剣が峰を藤井七段は見事に渡り切りました。

自分の負けを感じながらも、最後まであきらめずに頑張った結果の勝利でした。

対戦相手の稲葉八段は「事前に研究していた通り、ある程度有利に進めることができたが、勝負手を連発され、王手の対応を間違えてしまった。時間がなくなると妥協する人が多いが、藤井七段はそういうことはないんだなと思いました」と局後の感想を述べていました。

藤井七段は今日の勝利で王位リーグ白組の単独トップ(3勝)に立ちました。このまま勝ち進んで、紅組の優勝者と挑戦権をかけて勝利してほしいものです。