遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

将棋の強豪アマチュアがプロになった日

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将棋のアマで、プロの編入試験に挑戦していた折田翔吾さん(30)がプロ入りを決めました。おめでとう。

折田アマは、プロになりたてのプロ棋士5人との対局で、3勝すればプロ入りが認められる試験を、きょう3勝1敗とし見事難関を突破しました。

月に1局のペースで編入試験が行われていたのですが、きょうの対戦相手が本田奎(22)五段。

この本田五段はデビューしたてなのにいまをときめく強豪プロで、折田さんが対戦する5人のうち別格の存在。プロデビュー後1年4か月でタイトル戦の挑戦権を得た、藤井聡太七段もなしえなかったすごい記録の持ち主で、現在渡辺棋王(35)とのタイトル戦は2局を終え1勝1敗の戦績。

なので、私はきょうの折田アマの勝利はないだろう不運だなと思いながらAbemaテレビの中継を家内と見ていました。

一進一退の戦況の中、Aiが予想する勝利確率と次の一手候補を参考にしつつ(解説者はなしの中継)終盤はハラハラしながら(わが家では折田アマのプロ入りを応援)その一部始終を見ていました。

最後は本田五段の粘りを振り切って見事に勝利のゴールテープを切ることができました。
観ている方がドキドキする展開でしたが、若い二人は実に落ち着いたもので、見ごたえのある一戦でした。

4月から晴れて折田四段としてデビューすることが決まった一日でした。年齢制限でプロ入りを断念したアマが編入特例でプロ入りを決めたのはこれで4例目、現役の棋士としては3人目になります。

プロになってからが本当の勝負です、折田新四段の活躍をお祈りしたいと思います。アッパレ!

 

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