東京マラソンを中止せよ、という声が大きかったが、東京オリンピックの代表権を争うのにややこしいことだと思っていたら、一般参加の部だけの中止となったようだ。
それでよかった。
参加者も、走ろうかやめようかどうしようかと迷っていた方も少なからずいただろうから、中止ということで納得かな。来年の出走権が与えられるという願ってもない条件も付与されるようでこれまた納得。
ただ、参加費がすべて返金されないし、来年は別途参加料が必要というところが、外野から見ていても「それはないよ」と思った。
返金手続きに事務コストがかかることは承知しているし、諸費用も発生しているだろうし、参加規約の返金の条件の範囲外かもしれないけど、こういう主催者側のリスクは想定出来ることなので参加料16200円のうち、例えば1万円を返すとかできないものか。あるいは、今年の返金なしで来年の参加資格と参加料無料という特典付きも認めるとか。
マラソンで利益を出すなというのは言い過ぎかもしれないが、主催者もランナーも少しずつ費用を負担して、新型肺炎の拡大を防ぐための中止措置となれば気持ちも晴れるというものだ。
かつて、阪神淡路大震災(1995年1月17日)で私のエントリーしてた同年3月の大きな市民フルマラソン大会が中止になり、参加料は返金されたが、40代での完走を目指していたので少し残念な思いだった。しかし、多くの被災者や被害者のことを思えば私のわがままだったと恥ずかしくなる。
東京マラソンで来年も参加資格のあるランナーの皆さんは、来年に向けてトレーニングに励まれたい。来年までガンバレ!