個室に露天風呂が付いた温泉旅館の部屋に家族4人で何回か泊ったことがある。大きな旅館ではなく、お忍びで行くような部屋数の少ない旅館の2人部屋に、子どもたちはベッドで私たちは畳の部屋で寝て、4人で安く泊まれた。食事処も独立していて、他の宿泊客と顔を合わせることはほとんどない。2人家族となったいまとなっては、そんな高い部屋に泊まることはなくなった。
ところで、また文春砲で税金の無駄遣いをすっぱ抜かれたのが和泉洋人首相補佐官(66)と、大坪寛子厚生労働省大臣官房審議官(52)のふたり。
なんでも、ふたりは、海外出張の際ホテルの部屋割りをめぐって外務省に異例の要望を出し、ふたりの部屋がつながっているスイートルームに宿泊していたことが判明したというのだ。
先だっての予算委員会では、当の大坪寛子が例のIPS関連予算について野党の質問に答弁していたが、週刊誌で京都不倫?出張をスクープされたにとどまらず、NHKの生放送で全国に生身をさらされていて気の毒だった。しかし当の予算員会では時には同僚と笑顔をかわしながら堂々と答弁していて、立派なのか真性の莫迦なのかどちらなんだろうと思いながら見ていた。
それから時を経ず、こんどはインドのホテルでのスイートルーム宿泊だ。
これは和泉補佐官のセクハラなのか?それなら和泉の有罪。二人が恋人同士なら、その税金の使い方についてふたりは有罪なのではないだろうか。そもそも、その出張に大坪寛子がくっついていく必要があったのかどうかも知りたいところだ。
「インド高速鉄道に関する第8回合同委員会」に大坪が行く必要があったのか。二人の不倫などどうでもいいが、それよりも出張目的の方に問題ありだ。我々の大事な税金の使い方について、予算委員会で2人に訊いてみるべきで、ことと次第では処分するべきだ。虎の威を借る狐2匹なのじゃないか?
何度も繰り返すが、安倍政権は官邸周辺から常に腐敗臭がして不快だ。その腐敗臭は今やかなり広く伝播していて臭くてたまらない。誰か早くきれいに掃除をしてほしいものだ。