緒方貞子さんが亡くなられた。
彼女の存在がなかったら、国連難民高等弁務官という崇高な職業を知らないままだったかもしれません。
緒方さんの後輩で、現在の国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんは
《確固たるモラルコンパスに従い、常に最も弱い立場の人たちの利益を一番に考え、前例にとらわれずなすべきことを決断する勇気を持つ。私には大切なメンター、リーダーのあるべき姿を教えてくれた方でした。国連の各所に緒方さんに影響を受けた同志達が沢山います。彼らと共に遺志を継いで行きます。》
とツイートされています。
「メンター」とは指導者のこと。緒方さんに影響を受けた人たちは、国連にたくさんいらっしゃるようですが、日本の国会にはあまりいないようです。
とりわけ、常に最も弱い立場の人たちの利益を一番に考えずに自分のことしか頭になく、前例にとらわれずなすべきことを決断する勇気を持たない国会議員は、緒方さんの指の垢でも煎じて飲んでもらいたいと強く思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。 合掌