昨日9月30日は、一日中「王将戦リーグ」での藤井聡太七段VS三浦弘行九段の将棋を観ていました。結果は、藤井聡太の勝利でした。
この王将リーグは「鬼リーグ」と呼ばれるそうで、7人の棋士で王将タイトルホルダー(渡辺明王将)への挑戦権を争うリーグです。
その七人とは久保利明九段、糸谷哲郎八段、広瀬章人竜王、豊島将之名人、羽生善治九段、三浦弘行九段と、藤井七段です。
藤井以外は、全員が名人戦の順位戦のA級所属の最強棋士で構成されています。
7人のうちリーグ成績の下位3人がリーグを陥落します。今季リーグ入りしたのが、羽生と三浦と藤井の3人でした。
藤井七段は、8月のJT杯で初対戦だった三浦九段に、見慣れぬ古風な戦法に引っ張り込まれて負けてしまいました。三浦は対戦成績0勝1敗の相手だったのですが、昨日は藤井が先手だったこともあり、がっぷり四つに組んで見事に寄り切りました。
出来れば挑戦者になって渡辺王将とタイトル戦(2020年1月~)を戦ってほしいのですが、最低でもこのリーグに残留を決めてほしいと思っています。
来週10月7日にはさっそく第2戦が予定されていて、対戦相手は豊島名人です。藤井の対戦成績は0勝3敗で、豊島は王位タイトルを木村一基に奪取されたばかりですが最大の難敵に変わりはありません。
しかも藤井の後手番があらかじめ決まっていますので、この一番を勝つのは非常に厳しいと言えます。豊島にもし勝てば、挑戦者になる可能性が現実味を帯びてきます。
ぜひ頑張ってほしいものです。7日が待ち遠しい今日この頃であります。