遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー

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私の所有CDの画像は、上のものだが、

同じ内容で、コスプレ姿の4人が斜めにのけぞっている写真のジャケットもある。

マンハッタン・トランスファーのベストアルバムである。


ベストアルバムを買うことに賛否両論ある。

アルバム1枚1枚が、1冊の本のようなものだから、

オムニバスやベスト盤を購入するのは亜流である、という向きもあろう。


たとえば、ビートルズなら、全てのアルバムを購入するべきだと思う。

もう今から、彼らのアルバムが増えることはないし、

後期のコンセプト・アルバムをシャッフルしたり、切り売りしたものを、

聞いたとしても、彼らの真価が分からないかと思う。


ジャズのアルバムも同様で、おなじみの曲を集めたオムニバスは、買わないほうがいい。

いいオリジナル・アルバムを、少し持っていたほうが、カッコよいし、真っ当である。

私の紹介するジャズアルバムは、万人受けする必須アイテムのものが多いので参考にされたい。


それから、今ベストセラーのクラシックのさわりだけを沢山詰め込んだアルバム。

東芝から発売されている「ベスト・クラシック100」は、

6枚組のCDで、3000円で100曲が詰め込まれている。

この「さわりアルバム」は、全曲アルバムを買うための手がかりとして購入していただきたい。

ま、このCDで、クラシックをたくさんの方が楽しまれているので、

お堅いことは言いたくはないが、いずれは、全曲を聴いてもらいたい。



しかし、大方はベスト盤を持っていれば事足りる。

広く浅く音楽を楽しめばイイのである。

お金も時間も限りがあるから、ベスト盤でお気軽に楽しめば充分である。


マンハッタン・トランスファーは、このベリーベスト1枚でも十分であろう。

このグループのコーラスを聴けば幸せになる。

秋の澄んだ青空のように、スカッと爽やかな世界一のハーモニーである。


誰かさんのディナー・ショーに大枚を払うのも素晴らしいが、

このアルバムを聴きながら、二人きりで夜のドライブを楽しむほうが、

高得点が取れると思う。



ドリカムの吉田美和は、マンハッタン・トランスファーが好きだと思う。

ふと、そう思った。


私の一番のお気に入りの曲は「バードランド」。



http://mora.jp/package/80312087/AMCY-2655/ 
で、1と13のさわりをお聴き願いたい。

1.ボーイ・フロム・N.Y.CITY
2.トリックル・トリックル
3.グロリア
4.オペレイター
5.タキシード・ジャンクション
6.フォー・ブラザーズ
7.レイズ・ロックハウス
8.ソウル・フード・トゥ・ゴー
9.スパイス・オブ・ライフ
10.ベイビー・カム・バック・トゥ・ミー
11.キャンデイ
12.バークレー・スクェアのナイチンゲール
13.バードランド
14.ジャヴァ・ジャイヴ
15.ルート66
16.トワイライト・ゾーン / トワイライト・トーン