読書
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週、週刊誌は大型連休のための休刊が多くて紹介本は少なくなりました。 なので、…
◆IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア電球@KENJIRO_SS「読んだふりをしたことがある本特集」本屋さんのコピーが秀逸すぎて表彰したいレベル。これを突きつけられたら買っちゃいそう。 ↑このツイッターは、実に4万件のいいねで称えられていました。たしかに「…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 上の画像左「レンブラントの身震い」は、今週2誌で取り上げられた新潮クレスト・…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週の「週刊現代」の書評に取り上げられていた「瞳の奥に」というミステリ小説。…
海をあげる 上間 陽子 (著) 筑摩書房 2020年秋に上梓された上間陽子のエッセイ「海をあげる」のご紹介。 書評やツイッターで「読むべし」との意見が多かったので「読みたい本」に並べておいて、半年後のいま読了した。 本書は、上間が「webちくま」で連載し…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 いまはもっぱら図書館で本を借りて読んでいる私ですが、60歳前の現役時代は本は買…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 毎週100冊前後の書籍のタイトルを紹介していますが、本自体はもちろんその書評さえ…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 ツイッター投票による本好きが選ぶ「Twitter文学賞」がいったん終了し、同じ形式で…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週のご紹介の書評本の数は120冊に上りました。素晴らしい数字だと思います。 そ…
日没 桐野 夏生 岩波書店 久々に桐野夏生を読んだ。 本作はディストピア小説として話題になっていたが、次々と問題作を発表する女性作家の主人公が「療養所で治療」されるお話。 キューブリックの名作映画でマイベスト50以内に入る「時計仕掛けのオレンジ」…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 「一時間、幸わせになりたかったら酒を飲みなさい。三日間、幸わせになりたかった…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 「在学中に本を100冊読もう」を合言葉に、全国の大学生協が「読書マラソン」運…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。「今が旬のAクラスに属する逸品」といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。 通勤時や外出時に、自宅にスマホを忘れても悔やみませんが、読みかけの本(いつも…
貧しい時代と家庭に育った私ですが、それでも時々本を買ってもらえることがありました。小学校2年生の頃だったか、2学年くらい上の児童用の日本の歴史の本を買ってもらいました。スサノオノミコト、源義経、佐野源左衛門(「鉢木」のモデル)、那須与一、新…
八月の銀の雪 伊与原 新(著) 新潮社 本書「八月の銀の雪」は5つの短編からなる。 息苦しい生活をするそれぞれの短編小説の主人公たちは、「地球の内核」「クジラ」「伝書バト」「珪藻」「凧」などの生物・科学的素材とそれにまつわる人物たちと出会って再…
推し、燃ゆ 宇佐見りん (著) 河出書房新社 先月、164回の芥川賞を受賞したばかりの宇佐見りんの「推し、燃ゆ」を読了。 表紙の雰囲気は私向きではないと感じていたのだが、書評に取り上げられたり文学系YouTuber界隈で好評だったので、芥川賞候補になる前に…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。書評の内容については各誌をご覧ください。 このコロナ禍で書評本で頻繁に取り上げられる話題の人物が、台湾の閣僚でITの申し子オードリー・タン。 ご存じのとおり、台湾はニュージーラ…
毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。書評の内容については各誌をご覧ください。 今週の冒頭の画像は、この一か月くらいに各メディアの書評欄に複数回紹介された注目本(?)です。 「国道16号線」は、関西人にはなじみのな…
パチンコ (上・下) ミン・ジン リー (著), 池田 真紀子 (翻訳) 文藝春秋 「ベストセラーで読み解く 現代アメリカ」という本で紹介されたのが「パチンコ」。一目で、在日朝鮮人を扱ったものと分かるタイトルだった。素晴らしいことに、日本語に翻訳されて上…
1月20日に、第164回芥川賞・直木賞の受賞作が発表されました。芥川賞は宇佐見りん(21)の「推し、燃ゆ」、直木賞は西條奈加(56)の「心淋(うらさび)し川」が受賞しました。女性作家が元気だという傾向は、今回も継承されました。 宇佐見りんの「推し」作…
上の楽しい表紙の3冊は、今週の書評で取り上げられた、すべて韓国からやってきた翻訳本です。 ここ数年、韓国の本が翻訳され売れているケースが見られます。私は「アーモンド」や「あやうく一生懸命生きるところだった」を面白く読みました。また今、韓国か…
3年続けてきました、私の読んだ本の中からおすすめ本のご紹介。 例によって、読んだ冊数が少ないので、ノンフィクションとフィクションそれぞれ3冊の推薦です。この1年はほとんど引きこもった生活だったにもかかわらず、手を伸ばせば読むべき本が置いてある…
今週、週刊誌6誌と朝日新聞の書評欄などで取り上げられた書籍のご紹介。 新年合併号などの関係で週刊誌2誌(現代と女性セブン)は今回はパスです。 週刊文春と女性自身で取り上げられたのが、桐野夏生(上の画像)の「日没」でした。本書は、9月30日発売で、…
今週、週刊誌7誌と朝日新聞の書評欄などで取り上げられた書籍のご紹介。 今読んでいる「ベストセラーで読み解く 現代アメリカ」(渡辺由佳理)という書籍で、アメリカの多くのベストセラーが紹介されていて、それらを読めば現代のアメリカのさまざまな側面が…
首里の馬 高山 羽根子 新潮社 第163回芥川賞(2020年上半期)の受賞作「首里の馬」を読む。 沖縄に暮らす未名子と、彼女と繋がる人たちと1頭の宮古馬の物語。 物語と言っても、起承転結がはっきりしているわけではなく、主人公を中心とした輪郭がはっきりし…
今週、週刊誌8誌と朝日新聞の書評欄などで取り上げられた書籍のご紹介。 今週気になったのは、複数の媒体に取り上げられていた2冊で、葉真中顕の「そして、海の泡になる」と伊予原新の「八月の銀の雪」。女性作家が元気な昨今、この2冊は男性作家の作品で、…
◆「NYタイムズが選ぶ今年の100冊」 「NYタイムズが選ぶ今年の100冊」に日本の英訳本4冊が選ばれた。素晴らしい! 邦題「夏物語」 川上未映子 表紙が川上芥川受賞作の「乳と卵」と紛らわしいのだが、今回選ばれたのは「夏物語」だという。 「乳と卵」は読んだ…
兄の終い 村井 理子 (著) CCCメディアハウス 縁もゆかりもない東北の町(塩釜の南に隣接する宮城県多賀城市)で、わけあって小学生の長男と暮らす著者の兄がアパートで病死していた事を報せる電話が地元警察から入る。 父親が亡くなっているのを発見した長男…
熱源 川越 宗一 (著) 文芸春秋 本作(第162回 直木賞受賞)は、半世紀にわたる(日露戦争の前から終戦直後まで)の樺太とロシアと北海道と東京を舞台にした史実に基づいた大河小説。 1905年と1945年の2度の樺太の戦いや帝政ロシアの滅亡とロシア革命など、領…
猫を棄てる 父親について語るとき 村上 春樹 (著)、高妍 (イラスト) 冒頭で、少年村上春樹は父親と一緒に夙川(西宮市)の海岸にネコを棄てに行く。そこから、小説のように父親についてのエッセイが始まっていく。 彼の父親は、京都の西山派の浄土宗の名刹(…