遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・ピーナッツのスターダスト

日曜日の夕方に「笑点」のオープニング・テーマが流れてくると、 あ~明日は月曜、またつらい1週間が始まる~、と憂うつになる。 これは、かつての私の上司のセリフ。 同じく、サザエさんのエンディング・テーマが流れ出すと、 あ~またつらい1週間が始ま…

海の仙人/絲山秋子

海の仙人 絲山 秋子 (新潮文庫) 大阪生まれの河野勝男は、東京で働いていたが、宝くじに当ったのち、 仕事を辞め、第二の人生を歩み始める。 住むところを探すような旅の後、落ち着いたところは、海や海岸が素晴らしい福井県は敦賀。 大阪言葉も抜けないまま…

夏の庭の可憐な花たち

左上から「二」の書き順で123456とナンバリング。 NO.3,4,6 夏の庭なのですが、まだビオラが咲いています。 春先に一度、ハサミでジョキジョキと丸坊主(切り戻し)にしたら、 ご覧のように6月も終ろうというのにまだきれいに盛んに咲いてくれ…

First Love/宇多田ヒカル

宇多田ヒカル、ツイッターで原発問題に言及 「メルトダウンよりは大停電の方がまだいい」 J-CASTニュース 6月24日(日)17時42分配信 アーティスト活動を休止している宇多田ヒカルさんが2012年6月23日、ツイッターで「原発には反対ですか?」と質問され、 「賛…

20-50クラブ

今日は気になった西方向(アジアと関西)の話題と感想を書いてみました。 ■韓国の人口5000万人突破 このほど人口が5000万人を超えた韓国。1人当たり年間所得2万ドル(約160万円)、人口5000万人の国々を意味する「20-50クラブ」の仲間入りを果たした。 そん…

ナンシー関の小耳にはさもう

ザ・ベリー・ベスト・オブ「ナンシー関の小耳にはさもう」100 (朝日文庫) 「週刊朝日」の伝説的連載「小耳にはさもう」。ブラウン管のかなたに去ったあの人、今も活躍中のこの人に対する容赦なきコラムに、極め付きの一瞬を刻んだ消しゴム版画スペシャルバー…

フランキー・マシーンの冬/ドン・ウィンズロウ

フランキー・マシーンの冬 (上・下)ドン・ウィンズロウ 東江一紀 (訳) (角川文庫) サンディエゴの埠頭で店を出す、どこにでもいそうな初老(62歳)の釣り餌屋のおやじ。 名をフランク・マシアーノという。 もうこの名前だけで、ただのおやじでない匂いがぷん…

ブルーベリーの収穫

今年は我が家のブルーベリーの当たり年か、 もともとあった庭植えのブルーベリーに加えて、 4年前に鉢植え用に購入したブルーベリーが、たくさん大きく実を付けてくれました。 本来大きくなる品種なのですが、500円玉が小さく見えるくらい感動的に大きく育…

父の日のプレゼント

ようやくスネかじりではなくなった娘たちからの父の日プレゼント。 ふたりとも学生時代はアルバイトをしていたのですが、 ようやく社会人となり、毎月家へお金も入れてくれるようになり、 ありがたく頂戴する、父の日プレゼントであります。

白い巨塔/山本薩夫

ケーブルテレビで映画「白い巨塔」を鑑賞。 山本薩夫の素晴らしい名作だが、山崎豊子の原作から考えさせられる名作映画でもある。 浪速大学医学部助教授で、外科手術の権威で名医の誉れ高く、教授の地位を狙う野心家でもある財前五郎。 教授になるためにはど…

ホトトギスとカシワバアジサイ

関西は入梅(つゆいり)したのだろうか、でも今日は抜けるような青空。 自室の窓を少し開けた早朝、遠くから、しかしはっきりと「てっぺんかけたか」とホトトギスの啼く声。 唱歌「夏は来ぬ」 卯(う)の花の、匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて 忍音…

プチ・ベジタリアン宣言から1年

食事のときに、まず繊維質のものをしっかり食べてから、次に魚や肉を食べて、 最後に炭水化物(ご飯やパン)を食べるというスタイルにして1年が経ちました。 (野菜を先に食べてアンチエイジング http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/64965520.html) (「ア…

陸上日本選手権2012

オリンピックイヤーの日本選手権は面白い。 とりわけ、陸上の選手権は面白い。 世界的にレベルが高いというわけでもない日本の陸上界ですが、 オリンピック予選を兼ねた選手権は、ドラマチックで、 選手たちの真剣なまなざしが素晴らしくて、面白いのです。 …

七つの子/野口雨情

2005年6月6日に解説したわがブログ、今日で満7歳。おめでとうございます。 記事の内容は相変わらずですが、とにかくよく続きました。ただそれだけです。 というわけで「この子の七つのお祝いに」ちなんで、 今日のぼくのうたは、野口雨情の「七つの子」。 …

エッフェル塔/三岸節子

エッフェル塔 三岸節子 1924年 三岸節子はこの「エッフェル塔」を描いた1924年、 女子美(当時は女子美術学校)を首席で卒業した。 この作品は、女子美が所蔵している。 優秀な生徒の優秀な作品は、卒業時に学校が買い上げ、長くその栄誉を讃える。 三岸は63…

行人/夏目漱石

行人(こうじん) 夏目漱石 (新潮文庫) 夏目漱石の「行人」。 朝日新聞に連載が開始されたのが1912年なので、今年でちょうど「生誕100年」を迎えた。 数十万年の人類の歴史の長さから推し測れば、100年くらいで人の心は変わるものではない。 「行人」には悩…