遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夏天の虹/高田郁

夏天の虹―みをつくし料理帖 高田郁 (ハルキ文庫) 想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か・・・・・・澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思…

トマトとゴーヤ/2012年春の植え付け

日差しはもう夏のような厳しさのこの週末。 今年もトマトの苗を植えつけました。 茶色の大きな丸いプランター2個には、 桃太郎など大玉トマトの接ぎ木苗を植え付け。 オリーブ色の大きいプランター2個には、 ミニトマトの種類違いを1本ずつ植え付け。 N…

うなぎ丼/4月食事会

毎月の最終金曜日が、月に一度の男3人食事会。 昨日は、食べログで見つけた店(画像)にうなぎを食べに行きました。 なんでもうなぎの稚魚(シラスウナギ)が年々獲れなくなっているそうで、 今年は宮崎や鹿児島の主要産地の漁獲高は過去最低だったようです…

天然色でパリを撮る/木村伊兵衛

NHKのEテレで1月に放送のあった「日曜美術館」「木村伊兵衛 天然色でパリを撮る」を鑑賞。 1955年、木村伊兵衛は、まだ一般的ではなかった国産のカラーフィルム50本を託されパリに飛んだ。 そのフィルムは、富士フイルムから1948年に発売されてはいた…

ミレニアム3/スティーグ・ラーソン

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上・下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スティーグ・ラーソン (著), ヘレンハルメ 美穂 , 岩澤 雅利 (翻訳) 【池澤夏樹の解説より】 「ミレニアム」三部作には、ミステリのジャンルのすべてが注ぎ込まれているのである。本…

幕末太陽傳/川島雄三

映画「幕末太陽傳」(1957年日活 デジタルリマスター版)、NHKBSにて生まれてはじめて鑑賞。 松竹から日活に移ってきた川島雄三監督の代表作である。 ジャズ・ドラマーから転身してきたフランキー堺の代表作である。 そして日活映画の代表作でもある。 …

和歌山近代美術館のマーク・ロスコ

和歌山城の桜が8分咲きの頃、その南隣の和歌山県立近代美術館の名品に会いに行く。 ご存知、徳川御三家の居城であった和歌山城。 その三の丸跡に建てられた、黒川紀章設計のモダンな県立近代美術館は、 和歌山城と見事なコントラストをなす。 ここに、マー…

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲/ジュリアーノ・カルミニョーラ

ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと弦楽、通奏低音のための協奏曲/ジュリアーノ・カルミニョーラ イタリアのヴァイオリニスト、ジュリアーノ・カルミニョーラ。 この人のことをこれまでまったく知らなかったが、 「四季」以外のヴィヴァルディの協奏曲もよく知…

永遠の永遠の永遠/草間彌生

草間彌生展、「永遠の永遠の永遠」(大阪国立国際美術館)に出かける。 2月に体調を壊していたので、最終日を前にようやく観に行けた。 以前、NHKのドキュメンタリーで、今回の作品の創作課程をたっぷり楽しんでいたので、 この展覧会にはなんとしてで…

沖で待つ/絲山秋子

沖で待つ 絲山 秋子 (文春文庫) わが市の図書分室が近所にオープン、どんな本と出会えるか見学に行く。 女房は、自分のために「ジェノサイド」高野和明、「絆回廊 新宿鮫X」大沢在昌、をすかさず確保。 私は、たまたま目にした、でも前から読みたかった、 …