遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

植木等氏の死を悼む

先週のこと、比較的私の周辺に居る男が怒っていた。 とにかく、取り付く島もないほど怒りをぶちまけていた。 彼は迷惑をこうむった、彼だけではないが多くの人が迷惑を受けた、 当事者側は、その多くの人たちの前で謝った。 多くの人は、その謝意で「ま、い…

スティット、パウエル&J.J.+3/ソニー・スティット

スティット、パウエル&J.J.+3 1~9 ソニー・スティット (ts), バド・パウエル (p), カーリー・ラッセル (b), マックス・ローチ (ds) 10~ ソニー・スティット (ts), JJ・ジョンソン(tb)ジョン・ルイス (p),ネルソン・ボイド (b), …

新結成記念解散音楽會/ザ・フォーク・クルセダーズ

ザ・フォーク・クルセダーズ 新結成記念 解散音楽會 このコンサートの模様はNHKで放送され、私も観た。 このCDは持っていないが、私が観たコンサートで、 生涯ベストワンのものであった。 加藤和彦と北山修のふたりに、 はしだのりひこの代わりをアルフ…

サザンカの鉢植え

空き家となった実家の庭で、 何か植え替えできる木がないかと捜索中に、 サザンカの生垣の足元で見つけたのが、 高さ5センチほどのサザンカの芽。 慎重に鉢に移し、その辺の苔を鉢に敷いて、 持って帰ってきた。 サザンカの鉢植え、あるいは盆栽がこの世に…

竜王VSボナンザ

竜王VSボナンザ 「竜王対ボナンザ」って、ゲームソフトのキャラ対決ではなくて、 将棋界に存在するタイトルのひとつが「竜王」で、 数ある将棋ソフトの世界チャンピオンが「ボナンザ」という名のソフトで、 渡辺竜王がボナンザと一局交えたということであ…

車椅子の研修生からの手紙

わが社は4月1日が人事異動、 わが部門のスタッフの一人が他部署に異動となる。 彼は入社以来わがスタッフとして働いて4年になる。 こちらとしては、将棋で言えば「飛車」か「角」を取られたような気分であるが、 異動先で彼は「桂馬」クラスからのスター…

次女、マーライオンに会いに行く

高校2年(春から3年生)の次女が、 今日シンガポールへ発った。 現地で家族と暮らしている、中学時代の同級生&クラブ仲間をたずねるため、 HISでシンガポール航空のチケットと宿泊ホテルを調達してきて、 同級生3人と今日発った。 高校2年生当時の私…

あなたに不利な証拠として/ローリー・リン ドラモンド

あなたに不利な証拠として ローリー・リン ドラモンド (著), 駒月 雅子 (訳) この作品のタイトルは、 「あなたには黙秘する権利がある」(You have the right to remain silent) に続く 「あなたの発言は法廷で不利な証拠として扱われる可能性がある」 (An…

ソニー・クラーク・トリオ

ソニー・クラーク・トリオ パーソネル ソニー・クラーク (p), ポール・チェンバース (b), フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds) 曲目リスト 1. ビ・バップ 2. 時さえ忘れて 3. トゥー・ベース・ヒット 4. タッズ・デライト 5. 朝日のようにさわやかに 6. …

彷徨/小椋佳

彷徨 小椋佳 曲目リスト 1. しおさいの詩 2. 春の雨はやさしいはずなのに 3. 雨が降り時が流れて 4. 木戸をあけて~家出をする少年がその母親に捧げる歌 5. 小さな街のプラタナス 6. 六月の雨 7. この汽車は 8. 白い浜辺に 9. あの人がいってしまう 10. 少し…

ぼくはこんな本を読んできた/立花隆

ぼくはこんな本を読んできた 立花隆 文春文庫 司馬遼太郎は、資料集めに神田神保町の古本屋をあさりはじめると、 トラック台数単位で購入したという。 また、井上ひさしは、生まれ故郷に蔵書を寄贈し、 その「遅筆堂文庫」の蔵書は実に13万冊に及ぶという。 …

白い帽子の女/ピカソ

白い帽子の女 パブロ・ピカソ 1921年 オランジュリー美術館展 ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョームコレクションの 第3弾は、ピカソ。 彼は、ブラックとともにキュビスムの代表選手。 ブラックの風景画を審査したマティスが、 「すべて立方体で構成されて…

「ジャズフラッシュ」/NHK・FM

NHKのFM放送が始まったのが、1969年3月、 そして、民放のFM大阪(東京)の開局が、1970年4月。 ナショナルのワールドボーイを買ってもらったのが、 NHKの本放送前の1968年だったと思う。 スリープタイマー(本体左のボックス)が付…

宝石の歌/アンナ・ネトレプコ

宝石の歌~アンナ・ネトレプコ/ヤング・オペラ・ヒロイン いつだったか、2005年のザルツブルグ音楽祭で上演された、 ヴェルディの「椿姫」をTV鑑賞した。 モダンな舞台装置と、出演者たちが現代人なのに目を見張った。 舞台の真ん中には真っ赤なソフ…

お洒落な大人の盆栽入門/森前誠二

お洒落な大人の盆栽入門 森前 誠二 (著) 今日は、桜が満開でもおかしくないような陽気。 受験生を抱える我家に、まだサクラは咲いていないのであるが。 今日の1冊は、盆栽の本。 著者は、銀座の盆栽専門店のオーナー、私より少しお若い。 盆栽は読んで字の…

ゴルフGT(TSI)を試乗

わが愛車、走行距離は10万キロを優に超え、 登録後10年となる、ゴルフワゴン(2.0リッター)。 2年前から次のクルマは何にしようかと思案中。 でもって、今日、発売されたばかりの赤いゴルフGT TSIを試乗してきた。 以前試乗した、VWジェッタ…

うれしいひなまつり

何年かぶりにお雛さまをかざったものだから、 せっかくだからブログに残しておこうと…。 今日は、ばら寿司(ちらし寿司?)をなぜか食べる。 全国どこでもそうなのか? ようやく到着したソファも、記念にパチリ、 しっかりしたファブリックで覆われている。 …

ノートルダム/モーリス・ユトリロ

ノートルダム モーリス・ユトリロ 1909年 オランジュリー美術館 セーヌ川の中洲のような島、シテ島はパリ発祥の地。 そのシテ島に君臨するのが、ノートルダム寺院である。 ノートルダム(Notre-Dame, 英語はOur Lady)はフランス語で、 「私達の貴婦人」という…