遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

メダカの稚魚とゾウリムシの小宇宙

上の画像は、メダカの赤ちゃん(稚魚)で、その筋の方々(メダカを育てるプロ)はメダカの稚魚を「針子(はりこ)」と呼んでいます。

私としては、はじめて孵化した針子で、卵から孵化してまだ1週間前後です。一番早く孵った稚魚で全長1㎝くらいで、1ミリくらいの大きさからここまで成長しました。

孵化してしばらく稚魚は、ヨークサックというお腹に付いている袋状のものから栄養素を取って成長しますが、1~2日後からはエサを与える必要があります。

そこで私が稚魚のエサに選んだものが「ゾウリムシ」です。

ゾウリムシは自然界にいて、枯れ葉や古い藁などから水中で自然培養できるようなのですが、準備もなく時間もない私はAmazonでゾウリムシを買いました。ゾウリムシのエサとなるエビオスが10錠付いて送料込みで600円台で翌日に到着しましたので、稚魚にすぐ与えることでできました。

1㎜の稚魚が食べられるゾウリムシですが、目視できるほど群棲した状態で送られてきましたので、そのゾウリムシをタネにしてペットボトルで培養しています。

メダカの稚魚を育てるキャリアと、ゾウリムシを育てりキャリアはほぼ同じくらいで、1週間ほど経過していますが、双方ともまだ無事に生きていてくれています。

ゾウリムシの画像はさすがに絵にならないので割愛しますが、ゾウリムシにもエサが必要で、アサヒのエビオス錠やキリンの生茶が一般的だそうで、そのどちらも手元にない私はYoutuberに教えてもらった無調整豆乳を与え始めました。

ということで、夏の初めに手に入れた5匹の親メダカから生まれた卵が孵化して、いま50匹くらいの稚魚がバケツの中で元気に泳いでいまして、無数のゾウリムシが500mlのペットボトル5本の中で生命を維持しています。 

これはちょっとした小宇宙なのであります。

安倍政権が財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ!

先週3連休は、首都圏では大規模な国葬反対デモや集会が行われたようで、心強い気持ちでニュースを見ていました。

先ほどTBSニュースが、速報として伝えるところによるとアメリカを訪問中の岸田総理はさきほど、国連総会の一般討論演説に臨み、ウクライナ侵攻を続けるロシアを名指しで批判し、法の支配の重要性と国連改革を訴えました。》ということらしいです。

ウクライナにとってのロシアは、自民党にとっての統一教会のようなもので、法の支配の重要性と国連改革を訴えたようですが、頭の上の蠅も追い払えないくせに、国連本部に行ってまで何をえらそうに訴えているのでしょうか。

わが国は安倍政権以降、法治国家の体を失ったままで、閣議決定で重要なことを決めてきたくせにどの口で国連改革などと言えるのでしょうか。国会から逃げまくって内政を放棄したままで、恥ずかしくもなく国連によく行けたものです。

そんな中、今朝早く霞が関国葬反対の男性が焼身自殺図ったかというニュースも飛び込んできました。

国の頭が腐ると国の隅々が腐り始めて、そこに暮らす人たちは息苦しくなってきます。焼身自殺を図った人は重体のようですが、現場の書置きに「国葬反対」の意志を表しているようですから、それこそ何らかの「改革」を願っての行動だったのかもしれません。

立憲民主党野田佳彦元首相は、民主党政権を潰した下手人のひとりですが、「元首相が元首相の葬儀に出てどこが悪い」安倍の国葬に出席すると宣言しているそうで、こんなのがよく首相になれたものです。立憲民主党から追い出すべきひとりでもあります。

一方、自民党村上誠一郎行政改革担当相は、安倍の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにしました。安倍の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊と批判しました。

このお言葉、一字一句、訂正することが不要なごもっともな意見で、妻は、そんな人が自民党にいるの?と反応しましたが、村上はいい意味で自民党保守本流で、昔から筋の通ったことをはっきり言う人で、「時事放談」などで安倍政権を厳しく批判していました。

村上のような人が総裁になれば、自民党も恥ずかしくない政党になれるのだろうけど、安倍、麻生、菅、岸田では、まあなるようにしてなったという醜い国ニッポンなのです。

ということで、自民党は「自由民主党」と「自民・統一教会」で分裂してみてもいいと思いますがみなさまいかがでしょうか。

 

厳かで壮麗なエリザベス女王の国葬に感動しました

昨夜は、エリザベス女王国葬をテレビでずっと見ていました。

ウエストミンスター寺院での葬儀を見始めたら目が離せなくなって、NHKのBSとCNNの2つのチャンネルを録画しながら日付が変わるまで見てしまいました。

想像以上に厳かで壮麗で感動しました。

ウエストミンスター寺院では、1947年に結婚式を挙げた女王、1953年にここで戴冠し、そして2022年に葬儀が行われました。世界中の人がライブ放送で女王をお見送りできました。

整えた形式で進められた葬儀は1時間ほどで終了しましたが、その後、女王の棺は徒歩や車で埋葬されるウィンザー城まで葬列として運ばれましたが、沿道には詰めかけた人たちが途絶えることはありませんでした。

沿道の人たちが手向けた花が、女王の棺を乗せた車の屋根やボンネットに自然な形で乗っかって、まさに花を添えた形になっていて、ただでさえカッコいい黒いジャガーの霊きゅう車がおしゃれで絵になっていました。

葬儀をつかさどる多くの兵士たちのコスチュームが、それぞれの所属ごとに異なった色とデザインで、大英帝国時代からの歴史を感じさせました。女王の死後10日間で兵士の人選とリハーサルがされたのか、日ごろから訓練をしてるのか分かりませんが、このためにだけ兵士がいるのかと思わせるような統制の取れた姿でした。

さらに、寺院内の聖歌隊のコーラスが素晴らしくて、パイプオルガンと男声とボーイズソプラノの合わさった響きに敬虔な気持ちになってしまいました。大聖堂の空間は、天に地上の声が届くためにあるのかもしれません。

とにかく、隅から隅まで行き届いた絵になる国葬に感心しました。こんな立派なセレモニーを他に見たことがありませんので、3度ほど英国国歌が演奏されたり斉唱されたシーンでは、感動すら覚えてしまいました。

ということで、これこそが国葬だということを実感しました。 黙祷