遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いつも、雨にも負けず風にも負けずに投票所に出かけます

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衆議院選挙はきょう公示され、31日の投開票まで列島各地で熱い戦いが繰り広げられます。

上の画像は、どなたが作られたのでしょうか、野党共闘の4党の党首がいい感じのポスターに仕上がっています。

衆議院選挙は小選挙区」「比例代表」の投票をしますが、比例代表」は政党名を書きます。

参議院選挙のように候補者の氏名を書くと無効票になりますので気をつけたいですね。

比例代表の投票は、政権交代のため立憲民主 共産 れいわ新選組 社民のどれかにお願いしたいです

Youtubeでは、

VOICE PROJECT 投票はあなたの声、と銘打って、秋元才加 安藤玉恵 石橋静河 小栗旬 コムアイ 菅田将暉 Taka 滝藤賢一 仲野太賀 二階堂ふみ 橋本環奈 前野朋哉 ローラ 渡辺謙が投票に行きましょうと呼びかけていて話題になっています。

14人の呼びかけ人のうち、私は7人しか顔と名前が一致しませんでしたが、そんなことよりこの人たちの呼びかけは素晴らしいものだと思います。投票率のアップにかならずや貢献することでしょう。

私は20歳で選挙権を得て48年になりますが、投票を一度も棄権しなかったことは自慢です。雨にも負けず風にも負けず、投票所に出向いています期日前投票も数回、経験しました。

ただし、私の投票した候補者の当選率は低くて、48年間悔しくてむなしい思いをしています。今回はどうなることか、心配と楽しみが共存する選挙になりそうです。

 

ショパンコンクールのファイナリストが発表され、小林愛実と反田恭平が本選に進みます

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現在開催中の第18回ショパンコンクールは、第3次予選が終了しファイナリストが発表されました。

発表は予定より1時間半遅れだったようですから、審査員による活発な意見交換が行われたのでしょう、予定枠の10人を超える12人のファイナリストが発表されました。

3次予選には、日本からは5人が残っていましたが、ファイナルに進んだのは小林愛実と反田恭平の二人となりました。小林は2015年に続いて2回連続のファイナリストになりましたが、前回は入賞を逃しましたので「今度こそ」という気概が偉いですね。

ファイナル進出者(12名)※アルファベット順
レオノーラ・アルメッリーニ(イタリア)
J J ジュン・リ・ブイ(カナダ)
アレクサンダー・ガジェヴ(イタリア/スロベニア
マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
エヴァ・ゲヴォルギアン(ロシア/アルメニア
小林愛実(日本)
ヤクブ・クーシュリック(ポーランド
イ・ヒョク(韓国)
ブルース(シャオユー)リウ(カナダ)
カミル・パホレッツ(ポーランド
ハオ・ラオ(中国)
反田恭平(日本)

ということで、YouTubeから3次予選の小林と反田の演奏をピックアップしました。
3次予選の選曲規定はぐっと範囲が狭くなり次のようになっていました。
以下の(1)(2)を含む、45〜55分のショパンの作品。制限時間内で、下記以外の作品を追加してよい。
(1)以下の作品から1曲
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」Op.35、ピアノ・ソナタ第3番 Op.58、24の前奏曲 Op.28
(2)以下の作品番号のマズルカを1セット
Op.17、24、30、33、41、50、56、59

小林のプログラム(動画開始時間)
マズルカ第30番 Mazurki op. 30 Mazurkas, Op. 30
  nr 1 c-moll  /  No. 1 in C minor (0:34)
  nr 2 h-moll  /  No. 2 in B minor (2:37)
  nr 3 Des-dur  /  No. 3 in D flat major (4:03)
  nr 4 cis-moll  /  No. 4 in C sharp minor (7:00)
24の前奏曲 Preludia op. 28  /  Preludes, Op. 28
  nr 1 C-dur  /  No. 1 in C major (11:49)
  nr 2 a-moll  /  No. 2 in A minor (12:34)
  nr 3 G-dur  /  No. 3 in G major (15:07)
  nr 4 e-moll  /  No. 4 in E minor (16:08)
  nr 5 D-dur  /  No. 5 in D major (18:34)
  nr 6 h-moll  /  No. 6 in B minor (19:16)
  nr 7 A-dur  /  No. 7 in A major (21:23)
  nr 8 fis-moll  /  No. 8 in F sharp minor (22:18)
  nr 9 E-dur  /  No. 9 in E major (24:15)
  nr 10 cis-moll  /  No. 10 in C sharp minor (25:50)
  nr 11 H-dur  /  No. 11 in B major (26:26)
  nr 12 gis-moll  /  No. 12 in G sharp minor (27:17)
  nr 13 Fis-dur  /  No. 13 in F sharp major (28:50)
  nr 14 es-moll  /  No. 14 in E flat minor (32:34)
  nr 15 Des-dur  /  No. 15 in D flat major (33:21)
  nr 16 b-moll  /  No. 16 in B flat minor (39:50)
  nr 17 As-dur  /  No. 17 in A flat major (41:09)
  nr 18 f-moll  /  No. 18 in F minor (44:42)
  nr 19 Es-dur  /  No. 19 in E flat major (45:47)
  nr 20 c-moll  /  No. 20 in C minor (47:21)
  nr 21 B-dur  /  No. 21 in B flat major (49:27)
  nr 22 g-moll  /  No. 22 in G minor (51:17)
  nr 23 F-dur  /  No. 23 in F major (52:00)
  nr 24 d-moll  /  No. 24 in D minor (53:04)

www.youtube.com

 

反田のプログラム(動画開始時間)
マズルカ第56番 Mazurki op. 56  /  Mazurkas, Op. 56
  nr 1 H-dur  /  No. 1 in B major (0:21)
  nr 2 C-dur  /  No. 2 in C major (4:41)
  nr 3 c-moll  /  No. 3 in C minor (6:33)
◆ピアノ・ソナタ第2番「葬送」Sonata b-moll op. 35  /  Sonata in B flat minor, Op. 35
  Grave. Doppio movimento (12:52)
  Scherzo. Molto vivace (21:10)
  Marche funèbre (28:12)
  Finale (37:27)
◆ラルゴ Largo Es-dur „Boże, coś Polskę” (harmonizacja dawnej wersji pieśni) op. posth.  /  Largo in E flat major ‘Boże, coś Polskę’ (harmonization of the old version of the song for piano), Op. posth. (39:26)
ポロネーズ第6番「英雄」Polonez As-dur op. 53  /  Polonaise in A flat major, Op. 53 (41:52)

www.youtube.com

 

ところで、下の動画は、コンクール前の2021年8月に奈良で行われた小林愛実のリサイタルに反田恭平がゲスト出演することの告知ビデオです。

この小林のリサイタルの会場は、奈良の100年会館の中ホールだったようで、キャパは430ほどです。今のふたりなら都心のキャパ2000前後の大ホールなら観客は満杯になるのではないでしょうか。

実際、3次予選の後、反田には海外でのコンサートのオファーが来ている(本人談)とのことですから、二人には世界中からオファーが来るでしょうね。

今回ファイナリストになれなかった3人、古海行子、進藤実優、角野隼斗も素晴らしいピアニストですから前途洋々だと言えます。きっとどこかのコンサートで会える気がしますので、今から楽しみにしています。

ショパンコンクール本選は、18日から20日まで続きます。

 

今週 書評で取り上げられた本(10/11~10/17 週刊10誌&朝日新聞)全105冊

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毎週日曜日は、この一週間に書評に取り上げられた本を紹介しています。今が旬の逸品といえるおすすめ品です。書評の内容については各誌をご覧ください。

 

今週の書評本掲載された媒体タイトル・著者・出版社・税込価格)

週刊朝日: 10/22 号 6 冊 
戦争とバスタオル 安田浩一 、金井真紀 亜紀書房 1,870
フェミニズムに出会って長生きしたくなった。 アルテイシア 幻冬舎文庫 825
新聞記者、本屋になる 落合博 光文社新書 1,034
仲野教授の 笑う門には病なし 仲野徹 ミシマ社 1,760
ウィトゲンシュタイン、最初の一歩 中村昇 亜紀書房 1,650
時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。 和田靜香, 小川淳也 左右社 1,870

サンデー毎日: 10/24 号 9 冊 
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく 川内有緒 集英社インターナショナル 2,310
スタジオジブリの想像力 地平線とは何か 三浦雅士 講談社 2,750
ウイスキー・ウーマン バーボン、スコッチ、アイリッシュウイスキーと女性たちの知られざる歴史 フレッド・ミニック 明石書店 2,970
戦争とバスタオル 安田浩一、金井真紀 亜紀書房 1,870
総特集 小松左京 生誕九〇年/没後一〇年 成田龍一, 長山靖生青土社 1,980
吉阪隆正 地表は果して球面だろうか 吉阪隆正 平凡社 1,540
秘密のバルコニーガーデン 12カ月の愉しみ方・育て方 松本路子 KADOKAWA 1,760
天下分け目の関ヶ原合戦はなかった 乃至政彦、高橋陽介 河出文庫 979
東京の謎(ミステリー) この街をつくった先駆者たち 門井慶喜 文春新書 935

女性自身: 10/26 号 4 冊 
灼熱 葉真中顕 新潮社 2,860
マレ サカチのたったひとつの贈物 王城夕紀 中央公論新社 704
ばにらさま 山本文緒 文藝春秋 1,540
邪教の子 澤村伊智 文藝春秋 1,870

女性セブン: 10/28 号 4 冊 
一人飲みで生きていく 稲垣えみ子 朝日出版社 1,694
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2 ブレイディみかこ 新潮社 1,430
きみはだれかのどうでもいい人 伊藤朱里 小学館文庫 792
批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く 北村紗衣 ちくま新書 902

週刊現代: (今週は休刊)

週刊ポスト: 10/29 号 10 冊 
八月のくず 平山夢明短編集 平山夢明 光文社 1,760
コーカサスの紛争 ゆれ動く国家と民族 富樫耕介 東洋書店新社 3,520
謎ときサリンジャー「自殺」したのは誰なのか 竹内康浩 、朴舜起 新潮選書 1,650
民王 シベリアの陰謀 池井戸潤 KADOKAWA 1,760
廃遊園地の殺人 斜線堂有紀 実業之日本社 1,980
たたかわない生き方 大下容子 CCCメディアハウス 1,540
つみびと 山田詠美 中公文庫 792
名もなき星の哀歌 結城真一郎 新潮文庫 935
ヒトラー 虚像の独裁者 芝健介 岩波新書 1,276
コロナとワクチンの全貌 小林よしのり 、井上正康 小学館新書 902

週刊新潮: 10/21 号 15 冊 
刑務所の精神科医 治療と刑罰のあいだで考えたこと 野村俊明 みすず書房 2,970
ウォーターダンサー タナハシ・コーツ 新潮社 3,080
時間の王 宝樹 早川書房 2,200
家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像 インベカヲリ 角川書店 1,870
青森 1950-1962 工藤正市写真集 工藤正市 みすず書房 3,960
偶然の聖地 宮内悠介 講談社文庫 836
リバーサイド・チルドレン 梓崎優 創元推理文庫 858
ゲームの王国 小川哲 ハヤカワ文庫JA 924
従順さのどこがいけないのか 将基面貴巳 ちくまプリマー新書 924
東京の生活史 岸政彦 筑摩書房 4,620
昭和史発掘 (5) 松本清張 文春文庫 957
世界100年カレンダー 河合雅司 朝日新書 891
文豪と感染症 100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか 永江朗(編) 朝日文庫 748
言葉の人生 片岡義男 左右社 2,420
限界風俗嬢 小野一光 集英社 1,540

週刊文春: 10/21 号 10 冊 
オーラの発表会 綿矢りさ 集英社 1,540
魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣 石井妙子 文藝春秋 2,090
時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。 和田靜香, 小川淳也 左右社 1,870
ヨルガオ殺人事件(上・下) アンソニーホロヴィッツ 創元推理文庫 各1,100
亡国のハントレス ケイト・クイン ハーパーBOOKS 1,430
ぺんたと小春のめんどいまちがいさがし ペンギン飛行機製作所 サンマーク出版 1,210
シャルル・ドゴール ミシェル・ヴィノック 作品社 2,420
時間の王 宝樹 早川書房 2,200
古代文明と星空の謎 渡部潤一 ちくまプリマー新書 924
おまえなんかに会いたくない 乾ルカ 中央公論新社 1,760

週刊エコノミスト: 10/19 号 8 冊 
世界牛魔人 グローバル・ミノタウロス ヤニス ・バルファキス 那須里山舎 2,640
それでも選挙に行く理由 アダム・プシェヴォスキ 白水社 2,090
デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える 堤未果 NHK出版新書 968
暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ 堀川惠子 講談社 2,090
100年無敵の勉強法 何のために学ぶのか? 鎌田浩毅 ちくまQブックス 1,210
陰陽師の解剖図鑑 川合章子,ほしのちなみ エクスナレッジ 1,760
嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書 自閉症者と小説を読む ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズ みすず書房 4,180
アッと驚く英語の語源 小泉牧夫 サンマーク出版 1,540

週刊東洋経済: 10/16 号 10 冊 
家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像 インベカヲリ 角川書店 1,870
リスク、不確実性、利潤 フランク・H・ナイト 筑摩書房 4,950
ケア宣言相互依存の政治へ ケア・コレクティヴ 大月書店 2,420
墜落 「官邸一強支配」はなぜ崩れたのか 森 功 文藝春秋 1,815
アメリカの〈周縁〉をあるく 旅する人類学 中村寛、松尾眞 平凡社 2,970
戦争とバスタオル 安田浩一 、金井真紀 亜紀書房 1,870
世界100年カレンダー 少子高齢化する地球でこれから起きること 河合雅司 朝日新書 891
インドネシア 世界最大のイスラームの国 加藤久ちくま新書 1,012
一晩でわかる中学数学 実社会で役立つ数学力を身につける 端野洋子 講談社ブルーバックス 1,320
鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか 坂井 一 NHK出版新書 1,023

朝日新聞: 10/16 号 29 冊 
これは水です デヴィット・フォスター・ウォレス 田畑書店 1,320
馬の自然誌 J.エドワード チェンバレン 築地書館 2,200
人と共に生きる日本の馬 高草操 里文出版 1,980
サラブレッドに「心」はあるか 楠瀬良 中公新書ラクレ 946
アメリカの挫折 「ベトナム戦争」前史としてのラオス紛争 寺地功次 めこん 5,500
アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか ハンナ・フライ 文藝春秋 1,870
SDGsがひらくビジネス新時代 竹下隆一郎 ちくま新書 946
特攻文学論 井上義和 創元社 1,980
ユニバーサル・ミュージアム さわる!“触”の大博覧会 国立民族学博物館, 広瀬浩二郎 小さ子社 2,750
図説 江戸の旅 名所図会の世界 深光富士男 河出書房新社 3,080
お寺の掲示諸法無我 江田智昭 新潮社 1,100
カイメン すてきなスカスカ 椿玲未 岩波科学ライブラリー 1,760
歌舞伎役者・市川雷蔵 のらりくらりと生きて 大島幸久 中央公論新社 2,200
映画の旅びと イランから日本へ ショーレ・ゴルパリアン みすず書房 3,960
明暦の大火 「都市改造」という神話 岩本馨 吉川弘文館 2,090
星夜航行(上・下) 飯嶋和一 新潮文庫 1,100、1,155
雲と風と 伝教大師最澄の生涯 永井路子 中公文庫 1,100
幕府 パリで戦う 南條範夫 集英社文庫 836
クバへ/クバから 三野新 いぬのせなか座叢書 4,950
もしも、東京 石塚真一, 浅野いにお小学館 3,980
INNOVATION STACK だれにも真似できないビジネスを創る ジム・マッケルビー 東洋館出版社 2,090
ファッション!! 1 はるな檸檬 文藝春秋 990
浮雲 林芙美子 新潮文庫 693
まってて、まってて! フランソワ・ポンポンの彫刻たち フランソワ・ポンポン, 谷川俊太郎 小学館 1,760
新聞記者、本屋になる 落合博 光文社新書 1,034
インド洋 日本の気候を支配する謎の大海 蒲生俊敬 講談社ブルーバックス 1,100
物語 イスタンブールの歴史「世界帝都」の1600年 宮下遼 中公新書ラクレ 1,012
従順さのどこがいけないのか 将基面貴巳 ちくまプリマー新書 924
俳句のきた道 芭蕉・蕪村・一茶 藤田真一 岩波ジュニア新書 990

以上