遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

公正で適正な「100兆円の経済対策」と、3割アップして「最賃1200円」に!

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加藤官房長官が「寄席」を「ヨセキ」と読んだそうだが、惜しかった。

フランス語や英語の「T」や「S」や「H」はしばしば発音しないのと同じで、「寄席」の最後の「キ」は発音しないのです。加藤は東大でそのことを教わらなかったようですね。

それはともかく、加藤官房長官は寄席に行ったことがないのかな。芝居も見たことがないのかな。政治家を辞めたら、奥様と生の舞台に行かれることをおすすめする。

私は末広亭には行ったことがありませんが、京都文化会館や繫盛亭で落語を聞いたことはありますし、フェスティバルホール南座国立文楽劇場近鉄小劇場などでコンサートや文楽や演劇などを何度も愉しんだことがあります。それはそれは、いいもんですよ、私が保証する。

このコロナ禍で、役者や落語家や演奏家交響楽団や劇団は大変な収入源になっているはずで、アルバイトさえままならない状況だと思いますので、公演中止に踏み切った彼らに何らかの救済策が実行されることを願っています。

ただ単に「休めよ」と言うだけでは政治家らしい態度ではありません。「寄席」が読めなくても、GWの書き入れ時に寄席が休演したなら何らかの補償をしてあげるべきだというのが人情じゃないでしょうか。

米大統領バイデンは、300兆円の経済対策を敢行し、最低賃金を3割アップの1600円にする大統領令にサインすると示唆しました。

www.nikkei.com

www.jiji.com

それくらい思い切ったことをしてくれれば、芸人であろうと飲食店の大将であろうと、しばらくは枕を高くして寝られるというものです。その間に、全国民に無償でのワクチン接種も完結できるでしょう。

今、「適正」な「ばらまき政治」をしないでいつするのだ?ということではないでしょうか。

米国の規模から日本規模に換算すると、公正で適正な「100兆円の経済対策」でばらまいて、現行の最賃の3割アップで企業に「全国一律最低賃金1200円」を約束させるということでいかがなものでしょうか。

菅政権政府はバイデンの後追いくらいしてみろよということで、お後がよろしいようで、失礼いたしました。

 

「読んだふりをしたことがある本特集」

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IDEAFUL 嫉妬レベルの世界のアイデア電球@KENJIRO_SS
「読んだふりをしたことがある本特集」
本屋さんのコピーが秀逸すぎて表彰したいレベル。これを突きつけられたら買っちゃいそう。

↑このツイッターは、実に4万件のいいねで称えられていました。
たしかに「読んだふりをしていて実は読んだことがない本」が平積みになっていて、いいねをした皆さんは思い当たる節があるということなのでしょうか。

どこの国の本屋さんかわかりませんが、この英文の本のタイトルを特定するのに一苦労しました、私(努力賞)。

ということで、その成果を下に貼り付けます。
表紙の画像も拾ってきてワゴンの平積みと同じように並べました。

積まれている本の紹介

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奥の列、左から
秘密の花園/フランシス・ホジソン・バーネット
ベル・カント/アン パチェット
ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス/シャーリイ・ジャクスン
アルケミスト - 夢を旅した少年/パウロ・コエーリョ
私を離さないで/カズオ・イシグロ

 

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手前の列、左から
ホビット/ J.R.R. トールキン
1984ジョージ・オーウェル
侍女の物語マーガレット・アトウッド
ユリシーズジェイムズ・ジョイス
オデュッセイアホメロス

 ということで、私が読んだふりをしていない本はオーウェル1984だけでした。これは言わずと知れた名作で日本語訳では文庫本1冊ですので、ぜひ読んでいただきとうございます。

ホビットロード・オブ・ザ・リングも合わせて映画で全6部作を観ておりまして、原作は読んでいません。これは、ぜひ映画もおすすめします。

また、「私を離さないで」侍女の物語は自宅に2週間ほどお泊まりしにきましたが、まだ全面的に仲良くなれていなくて、またお呼びしたいと思っています。

リツイートなどを拝見していますと、1冊から多くても3冊くらいしか読めていないなあという方が多くて、嬉しくなりました。(1984が一番読まれている感じでした。)

それにしても、こういう知的ユーモアのあるツイートに4万件のいいねは、なかなか麗しいことであると思います。 

 

はじめての鯉のぼり

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日が傾きかけたころ、家路につく家族に呼ばれるまで、勢いよく泳ぐ鯉のぼりをじっと見つめて動かない幼い少年。

彼は、夏の終わり頃に3歳になる私の孫です。遠くにいるので、コロナのせいで1年以上会っていません。

1年前の子どもの日にも、この鯉のぼりたちは泳いでいたのでしょうが、彼にとっては初めて見る鯉のぼりの群泳だと思います。

孫がどんな大人になるのか楽しみですが、大変な時代に生まれてきたことなど今は分かっていません。このままずっとわがままに育ってもらいたいものです。